漢文の「使」の意味・例文を解説! | ハナシマ先生の教えて!漢文。

漢文の「使」の意味・例文を解説!

【主要な意味一覧】
~させる(使役)/読み方→しム

もし~ならば(仮定)/読み方→しメバ
用いる
働かせる/読み方→つかウ
(④使者/読み方→つかイ)

「使」は①を抑えれば基本的にはOKです!
使役の「使」は、問題でもよく聞かれるので、しっかりと書き下し・現代語訳ができるよう訓練しておきましょう✨

また②のように、仮定の意味のパターンもあるので、一応そちらも以下の例文で確認しておきましょう。

【例文】
①天帝使我長百獣。『戦国策』
(天帝 我をして百獣に長たらしむ。)
→天帝が私(=狐)を百獣のトップにさせた

使六国各愛其人、則足以拒秦。「阿房宮賦」
(六国をして各(おのおの)其の人を愛せしめば、則ち以て秦を拒むに足れり。)
もし六国(燕・斉・韓・魏・趙・楚)がそれぞれ自国の民衆を大切にしていたのならば、秦(の侵略を)退けることができただろう。

③君使臣以礼、臣事君以忠。『論語』
(君、臣を使うに礼を以てし、臣 君に事うるに忠を以てす。)
→君主は礼を守って臣下を用い、臣下は忠義を尽くして君主に仕える。

①は有名な「虎の威を借る狐」の一節です。
②は、六国が滅亡してしまったのは自業自得だという内容です。キングダムファンからすると微妙な例文でしょうか笑

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