四字熟語で前向きになれるものを紹介!(意味付き) 今落ち込んでいる方へ | ハナシマ先生の教えて!漢文。

四字熟語で前向きになれるものを紹介!(意味付き) 今落ち込んでいる方へ

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仕事でミス・失敗して引きずっている方へ贈りたい漢文の名言 2つの状況に分けて紹介

1、捲土重来(けんどちょうらい) 失敗からのリベンジを狙いたい方へ

捲土重来(けんどちょうらい)→土を(ま)きて重ねて来たる

【意味】
一度敗れたり失敗したりした人が再び盛り返すこと。
「捲土=土を捲(ま)き」は、土煙を起こすことで、勢いがある様を指す。

【例文】
プロスポーツ選手のAさんは、昨年度成績が悪かったので、今年は捲土重来を期す必要がある。

失敗は誰でもすることです。捲土重来を期して切り替えて頑張りましょう!

2、不撓不屈(ふとうふくつ) 困難から逃げたい気持ちを前向きにさせたい方へ

不撓不屈(ふとうふくつ)→撓(くじ)けず屈さず

【意味】
強い意志でどのような困難や苦労にもくじけないさま。

【例文】
不撓不屈の精神で臨めば、大概のことは成し遂げることは可能である。

【類語】
ネバーギブアップ/百折不撓

頑張ってると何かしらの困難にぶち当たってしまうものです。
しかし、それを乗り越えた先に自分なりの成果・成功が待っています✨応援しています!

3、因敗為成(いんはいいせい) 根性ではなく論理的に前に進みたい方へ

因敗為成(いんはいいせい)→敗に因りて成を為す

【意味】
失敗の原因を分析して成功の糧とする

【例文】
Aさんは、因敗為成を徹底して事業を成功させた。

誰にでも失敗はあるものです。
大切なことは、失敗から学んで成長することです。
失敗と正面から対峙するのはとても辛いことですが、その先に成功が待っています。
ふぁいとです!

4、千慮一失(せんりょいっしつ) 自分のミスを受け止めて前へ進みたい方へ

千慮一失(せんりょいっしつ)→千の慮に一つの失(あやまり)あり

【意味】
どんなに賢い者でも、千に一つは間違いがあること。

【例文】
千慮一失という言葉があるように、優秀な人でもミスをするものである。ましてや我々凡人は失敗して当たり前である。

【類語】
猿も木から落ちる/弘法も筆の誤り

私が失敗したときは、よくこの言葉を思い出して肩の力を抜いています✨
「どんなに賢い人でもミスするんだから、私なんていくらミスしてもOK!」みたいな感じです笑

5、禍福倚伏(かふくいふく) 落ち込んだ原因をポジティブに捉えたい方へ

禍福倚伏(かふくいふく)→禍福倚(よ)り伏す

【意味】
幸せが不幸の原因となり、不幸には幸せが潜んでいるように、幸せと不幸見極めるのはとても難しいこと
→「倚」は「原因となる」「伏」は「潜む」の意味。

【例文】
Aくんには彼女ができて幸せだったが、禍福倚伏で不幸が訪れるのではないかと不安になった。

若いうちは目の前の出来事に一喜一憂してしまうものですが、ある程度経験を重ねると、良い意味で落ち着いてくると思います。

今あなたに起こっている辛いこと・苦しいことは、後々幸福に繋がるかもしれないので、ポジティブに捉えてみるのもありですよ✨

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6、夢幻泡影(むげんほうよう) 悟って開き直って前向きになりたい方へ

夢幻泡影(むげんほうよう)→夢・幻・泡・影

【意味】
人生や世の中は、夢・幻・泡・影のように実体がなく、はかないこと。(仏教用語)

【類語】
諸行無常

【例文】
どんなに成功しても楽しい時間を過ごしても、結局死んだら全て無くなってしまう。人生は夢幻泡影である。

人生は短くはかないからこそ、同調圧力や社会の常識に囚われず、自分のやりたいことをやって、生きたいように生きれば良いと思います✨

7、天網恢々(てんもうかいかい) ライバルがズルして成功して嫉妬している方へ

天網恢々(てんもうかいかい)→天の網 恢々なり

【意味】
お天道様は悪事を決して見逃さないこと。
「恢々」とは広いさまを指す。お天道様の広々とした網が世界を覆っているイメージから。

【類語】
因果応報

【例文】
「天網恢々」というし、悪いことをするものではないよ。

お天道様がいるかは分かりませんが、長期的に見れば成功という結果よりそこに至るまでのプロセスが大切になってくるのは事実です。もし、あなたの周りでズルをして良い結果を得ている人がいても大丈夫です。その結果は長くは続かないでしょう。
逆に、あなたが真っ当に頑張っているのであれば、そのうち必ず結果は伴ってくるはずです✨

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