テスト・受験に使えて得点がアップするテクニックまとめ 3選

こんにちは。ここでは、テストや受験ですぐに使えるテクニックを3つ紹介します。

注目

1、注釈を活用しよう!

・漢文は非常に難しい語句が多く、頻出のもの以外は、本文の末尾に注釈が付けられることが多い。

・注釈の種類は、「人名or土地名」「特殊な漢字の用例」「特殊な単語」の3つ。それぞれ読解に役立つので、必ず確認すべし!

・「注釈なんて大して意味ない」と考える学生は多いが、読解する上で必須な場合が多いので、注釈に対する意識を高めましょう!

2、難しい漢字のフリガナは、自分の知っている同じ読みの漢字に置き換えよう!

・難しい漢字には送り仮名が振られていて、別の簡単な漢字に置き換えられそうなら、置き換えて解釈するだけでOK!(下の例を参照)

「趨(おもむ)キ」→「赴き」

「瞰(み)テ」→「見て」

「罕(まれ)ナリ」→「稀なり」

「径(みち)」→「道」

「懐(おも)ウ」→「思う」

見たことがない漢字が出てきても、全く怖がる必要はありません!大抵フリガナか注釈で理解できるようになっています。

3、リード文を活用しよう!

・リード文とは、問題の冒頭にある簡略な説明のこと。

・特に共通テストでつけられていることが多い。

・リード文は、注釈やフリガナと共に、我々を助けてくれる協力な見方。必ず活かしましょう!

この3つは、漢文の問題を解く際、必ず実践しましょう。
以下でそれぞれ詳しく解説します。

1、注釈を活かして漢文を正確に理解しよう!

注釈を活かすことは、漢文読解への大きな一歩です。なぜなら、漢文はとても難しく、注釈を付けて説いてもらわないと、とても難しいものだからです。

注釈は、高校受験でも大学受験でも付されており、積極的に活用していけば、うまく解けるようになってきます💡

注釈を軽視しがちな学生は多いけど、読解に重要な情報が含まれているんですよね!

注釈についてまず知って欲しいのは、注釈されるものは、「人名or土地名」 「特殊な漢字の用例」 「特殊な単語」のどれか、ということです。実際に、「晏子 魯を聘う」の注釈を確認してみましょう。

試しに各注釈を 「人名or土地名」「特殊な漢字の用例」「特殊な単語」 のどれに当てはまるか、割り振ってみて下さい。

えっと…「晏子」「魯」「哀公」「季氏」が 「人名or土地名」 で、「聘」「語」「一言」は 「特殊な漢字の用例」 ですか?

正解です!素晴らしい!

へへ…今回は 「特殊な単語」 ってやつは出てきてませんね。

そうですね。 「特殊な単語」 というのは、我々が普段使わないような難しい単語のことを指します。例えば、2020年度の共通テスト(大学受験)では「氛雑(きざつ)」「清曠(せいこう)」という単語に注釈が付いてますね。これらが 「特殊な単語」 です。

注釈が3つあるのは分かりました。でも、これを知っている事に何の意味があるんですか?

特に 「特殊な漢字の用例」 が役立ちます。このような漢字は、普段の我々の使い方とは違います。例えば、「語」は現代ではどのように使いますか?

「語」?「国語」の「語」ですよね?国語は、「その国のことば」という意味だから……「ことば」という意味ですか?

その通りです。しかし、上の漢文では「ことわざ」という意味です。これは現代日本人の我々は、「語」に「ことわざ」というイメージを持つことはほぼありません。従って、注釈が付けられている訳です。

なるほど、出題者も少しは優しい所ありますね!

そうですよ!笑。ここからが本題ですが、この出題者の配慮を見方を変えて表現すれば、「注釈の付かない漢字は、原則的に現代日本語から導き出せる」ということになります。

???

例えば、上の漢文で言えば、「慮」「失」「得」「衆」といった漢字には注釈がなされていませんね?これらは、現代日本で用いられている熟語を活用すれば、意味を推測することができます

どういうことですか?

試しに「慮」を含めた熟語を挙げてみて下さい。

熟慮・考慮・遠慮…かな?

良いですね。では、「熟慮」という熟語は、どのような意味ですか?

よく考える?あとは、何度も作戦を練ったりするイメージがあります。

そうです!つまり、熟=よくor何度も、慮=考えるor作戦を練る という意味ですね。この意味が、そのまま漢文の「慮」の意味となります。

えっ!そんな単純な方法で導き出せるんですか?

そうですよ。「一語で注釈の無い漢字は、熟語で意味を考える」、これは漢文読解の鉄則です。そして、注釈の有無はこの鉄則に関わっている、という訳です。

なるほど!このテクニックも少し慣れれば、誰でもできそうですね!

詳しくは下のページで説明しています。よかったらご覧になってみて下さい💡

熟語から漢文に登場する一語の意味を推測する力=熟語力を身に着けよう!

構造から見た熟語の基本的な種類を抑えよう

2、難しい漢字のフリガナは、自分の知っている同じ読みの漢字に置き換えよう!

注釈は無いけどフリガナはある漢字 ってどんなやつですか?

では、2020年の統一テストを例に挙げてみましょう。

上の「痾(やまい)」(4句目)、「屏(しりぞ)ケ」(5句目)、「阜(をか)」(7句目)、「啓(ひら)キテ」「江(かは)」(8句目)、「澗(たにがは)」「激(せきと)メテ」(9句目)、「挿(う)ヱテ」(10行目)、「羅(つらな)リ」(11句目)、「趨(おもむ)キ」(13行目)、「瞰(み)テ」(14行)、「罕(まれ)ナリ」(16行目)、「径(みち)」(17行目)、「懐(おも)ウ」「蹤(あと)」(18行目)、「同(とも)ニセンコトヲ」(20行目)が対象となります。

これらに送り仮名がつく基準は、①現代日本語ではほとんど使わない漢字( 「痾(やまい)」「屏(しりぞ)ケ」… )、②現代日本語で使いはするが、その用い方はしない漢字( 「激(せきと)メテ」 「挿(う)ヱテ」…)、のどちらかです。

なるほど、2種類あるんですね。なんか、部分的に注釈の種類と被ってますね。

良い所に気付きましたね!注釈も送り仮名も、本質的には「分かりやすくする」という目的があるので、ある程度は被ります。

どっちも私たち受験生にとっては、内容を理解するために役立つってことですね!活かさないと…

とはいっても、①みたいなほとんど見たことない漢字が多いとパニックになりそうです💦

この年に受験してたらって考えると冷や汗が…笑

気持ちは良く分かります。恐らく漢文に苦手意識を持つ原因の一つに、「見たことない漢字が沢山出てくる」というものがあると思います。

しかし、パニックになる必要は全く有りません。今回のように、共通テストなど大学受験レベルでしたら、一部を除き、難しい漢字には送り仮名を付けてくれます

そして、その送り仮名から連想される漢字に置き換えて問題ありません!

そんなことしていいんですか?

大丈夫です。中にはニュアンスが異なる場合がありますが、少例ですし心配は要りません。

これは良い情報です!難しい漢字に送り仮名があって、別の簡単な漢字に置き換えられそうなら、置き換えてOKなんですね?

その通りです。ナナさん、試しに先程挙げた漢字を思い浮かぶ別の漢字に置き換えてみましょう!

「痾(やまい)」→「病」
「屏(しりぞ)ケ」→「退け」
「阜(をか)」→「丘」
「啓(ひら)キテ」→「開きて」
「江(かは)」→「川」
「澗(たにがは)」→「谷川」
「激(せきと)メテ」→「堰き止めて」
「挿(う)ヱテ」→「植えて」
「羅(つらな)リ」→「連なり」
「趨(おもむ)キ」→「赴き」
「瞰(み)テ」→「見て」
「罕(まれ)ナリ」→「稀なり」
「径(みち)」→「道」
「懐(おも)ウ」→「思う」
「蹤(あと)」→「跡」
「同(とも)ニセンコトヲ」→「共にせんことを」  でどうですか!?

全部ばっちりです!「堰き止める」「稀なり」は中々難しいですが、良く分かりましたね!

たまたまですよ!(こっそりスマホで変換したのはヒミツ…💦)

他の漢文でも、同じように難しい漢字に送り仮名が付いている時は、積極的に簡単な漢字に置き換えていきましょう!

2も分かりやすくてすぐに役立ちそうな内容でした!でも、逆に「難しいけど送り仮名や注釈が付かない漢字」もあるんですか?

ナナさんは視点が鋭いですね!あります。そしてそれが読みor意味の問題となります。共通テスト、各大学のテストでもよくある形式ですね。

そして、その漢字or単語にはパターンがあり、頻出のものを覚えればひとまず大丈夫です。以下のページでまとめているので、そちらをご覧になってみて下さい。

漢文の重要単語を抑えよう!一覧26コ(名詞篇)

・ 漢文における「読めない」「意味が分からない」となりがちな漢字一覧 100コ(名詞以外篇・受験対策)

英単語は何百個も覚えないといけないから、それと比べたら大分楽に感じますね!

3、リード文がある場合はまず注目!重要なヒントが書かれている

先生、「リード文」って何ですか?

リード文とは、問題冒頭にある簡略な説明のことです。漢文の問題、特に共通テストでは、このリード文があることが多いです。

以下、例として共通テストにおけるリード文を提示してみます。

2020年度共通テスト

次に挙げるのは、六朝時代の詩人謝霊運(しゃれいうん)の五言詩である。名門貴族の出身でありながら、都で出世できなかった彼は、疲れた心身を癒やすため故郷に帰り、自分が暮らす住居を建てた。これはその住居の様子を詠んだ詩である。これを読んで、次の問い(問1~6)に答えよ。なお、設問の関係で返り点・送り仮名を省いた所がある。(配点 50)

2019年度センター本試験

次の文章は、唐代の詩人杜甫が、叔母の死を悼んだ文章である。杜甫は幼少期にこの叔母に育ててもらっていた。これを読んで、後の問い(問1~7)に答えよ。なお、 設問の関係で返り点・送り仮名を省いた所がある。(配点 50)

2018・2017年度→リード文無し。指示のみ。

2016年度センター本試験

次の文章は、廬文昭のもとに張荷宇が持ってきた一枚の絵について書かれたものである。 これを読んで、後の問い(問1~7)に答えよ。なお、 設問の関係で返り点・送り仮名を省いた所がある。(配点 50)

この文字の濃い部分がリード文ですよね?あんまり気にしたことがなかったけど、割とあるんですね。

ここ5年だと、3年はリード文がついているから、抑えておいて損はないかもです💡

そうですね。毎年必ずリード文がある訳ではありませんが、ある場合は必ず活かしたい所です。どの年度のリード文も、問題を解くためにとても役に立ちます✨

でも先生、そもそもなんでリード文を付ける必要があるんですか?出題者のサービスですか笑?

ある意味では近いですね笑。これは恐らくですが、リード文を付ける理由は、「難易度調整のため」だと思います。

難易度調整?

そうです。出題する漢文が難しい場合、その分をリード文というヒントを出すことによって、調整したいという意図があるのだと思います。

実際、リード文が付けられている年度の漢文は、例年と比べるとやや難しいですね。特に共通テストなんかは、平均点をしっかり調整する必要があるでしょうし。

なるほど…共通テストの漢文にリード文があった時は、「少し難しそうだな」と気を引き締め、リード文を活かして問題を解きます!

以上、テストや受験に使える読解テクニックを3つ紹介しました。是非活用して漢文の得点を稼ぎましょう!お疲れ様でした✨

・共通テスト(旧センター)漢文 背景知識から見た出題の傾向と対策

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