理想の君主(リーダー)とは?3つの条件を理解しよう!

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ポイント

  • 「漢文における「理想の君主(リーダー)」とは、①「私利私欲に走らず、民衆のために政治を行う」、②「有能な人材を見極めて大切にする」、③「臣下になめられず、しっかりコントロールできる」人物のことを指す。
  • ①の「民衆のための政治」とは、具体的には経済を発展させたり、税金や労役を軽くしたり、様々な脅威から国民を守ったりする政治を指す。
  • ②の「大切にする」とは、部下の正しくて聴くのがイライラするアドバイスでも、しっかりと聴くことなどが挙げられる。
  • ③の「コントロール」とは、自身が優秀であることや、しっかりと罰を与えることが具体例として挙げられる。
  • 逆に、①②③ができていないリーダーは、「暗君(ダメリーダー)」として評価される。
  • 「漢文における「理想の君主(リーダー)」は、現代日本でも通用する内容であり、学びになりうる。

1、漢文と現代日本の理想のリーダーは似ている?

こんにちは。本日は、漢文でよく論じられたり登場したりする「理想の君主(リーダー)」について学びましょう💡

先生こんにちは。いわゆるリーダー論ってやつですね。やっぱり、今と違って、中国のリーダー論って、独特の内容だったりするんですか?

全然そんなことないですよ!実は、中国の理想のリーダー像は、そのまま日本の理想のリーダー像にも当てはまる部分があります💡

ナナさんは、「中国古典に学ぶリーダー論」みたいな本を本屋さんで見たことないですか?

ないです💦

まぁこういった類いの本は、ビジネス書コーナーに並べてあるので、あんまり見る機会ないかもですね💦

私は小説と漫画と雑誌のコーナーしか見ません!笑

中国古典からリーダー論を学ぼう!みたいな書籍は、定期的に出版されるくらいには人気です。特に、30歳以降の部下を持つ世代の社会人に重宝されているのでしょう💡

なるほど…だったら、漢文読解のためだけじゃなくって、実践的にも効果がありそうですね✨

そうですね✨今後生きる上で、心に留めておいてよい内容でもあるので、その意識も持ちつつ、話を聴いてみましょう!

2、理想の君主その①= 私利私欲に走らず、民衆のために政治を行う

漢文における理想の君主その①は、「私利私欲に走らず、民衆のために政治を行う」ということです。

まぁ、これは何となく分かりますね。自分の高い立場を利用して、好き放題しているリーダーなんて、嫌われて当然ですし笑

「民衆のための政治」ってのも理解はできるんですが、具体的にはどんな政治ですか?

そうですね。具体的には経済を発展させたり、税金や労役を軽くしたり、様々な脅威から国民を守ったりする政治を指しますね。

なるほど…確かに、どれも民衆が暮らしやすくなるような政策ですね💡

このようなリーダー(名君)として、趙匡胤(ちょうきょういん)が挙げられますね。特に彼は、質素倹約に努めたエピソードが有名です。

趙匡胤さんってどんな人だったんですか?

彼は、北宋という王朝を建国した皇帝ですが、皇帝になった後も質素に生きました。例えば、趙匡胤は着古して色あせた服を使っていましたし、自分の娘が派手でキレイな服を着ていたら、質素な服を着るよう注意しました。

すごい…皇帝とかって、めちゃくちゃ贅沢しているイメージしかなかったので意外ですし、素直に凄いなと思います✨

皇帝の権力は絶大なので、贅沢しようとすればいくらでもできるんですけどね💦実際、たいていの皇帝は、贅沢しまくっています笑
だからこそ、趙匡胤は凄いですし、「名君」といって良いと思います💡

あと、荒れた中華を統一すること自体、民衆の安定した生活に繋がるので、その点でも名君ポイント高いです✨

名君ポイントって笑。でも、言われてみればそうですね。統一王朝がないと、その分戦争が絶えないイメージがあるので💦

3、理想の君主その②= 有能な人材を見極めて大切にする

次に、理想の君主その②とは、「有能な人材を見極めて大切にする」ことです。

組織のトップなら、必須級の能力だと思います。リーダーだけが有能でも、中々国というのは良くならない気がします💦

おっしゃる通りです。特に国という大きな組織を運営する上では、いくら有能な人材or部下がいても、余るということはないでしょう。それくらい必要です。

また、その人が有能かどうか見極める能力も必要になってきます。

昔の中国のリーダーは、どうやって優秀さを見極めたんですか?

だいたいは、世間の評判や、優秀な人物からの推薦ですね💡中国における理想の妻とは?「賢さ」と「忠節」の樊姫のエピソードでも出てきましたが、それなりの地位にいる臣下は、優秀な人材を推薦し、国に尽くすというのが推奨されます。それがきっかけとなります。

「類は友を呼ぶ」ってやつですね💡優秀な人材同士のネットワークみたいなものがあったんですね。

おっしゃる通りです。
また、「君主におべっかを使わず、しっかりと注意する」ことも、優秀な臣下の基準になることが多いです。そして、「正しい注意をする臣下を大切にし、その人のしっかりと聴く」ことが「有能な人材を見極めて大切にする」ことになり、ひいては優秀なリーダーの基準になります。

部下がリーダーをヨイショしかしない「裸の王様」状態になっちゃいけないってことですね✨そのためには、聴きたくないアドバイスも、逆ギレしたりせず、しっかり聴く必要があるってことですね💡

やっぱり、「良薬は口に苦し」というように、正しいことというのは、中々聴いたり実行したりするのが難しいです。有能なリーダーは、その難しいことを実践するためにサポートしてくれる人材を大切にするということです。

私も「甘い物食べ過ぎない方が良いよ」とか「もっと勉強したほうが良いよ」って両親に言われますけど、正しいと分かっていながら中々できないですし、親切で言ってくれたのに怒っちゃうこともあるから、気を付けなきゃ💦

分かっちゃいるんですけど、中々できないですよね💦

あと、逆にリーダーに気に入られようと、悪い所があっても言わず、褒めるばっかりの臣下は、遠ざけた方がよいってことですね✨

そうですね💡「巧言令色鮮し仁」というやつです。

「有能な人材を見極めて大切にする」というか、「正しい注意をする臣下を大切にし、その人のしっかりと聴く」といえば、李世民=唐の太宗が思い浮かびます💡

彼は、部下からの厳しいアドバイスも積極的に聞き入れ、言ってくれた部下を褒めてたり、感謝の言葉を伝えていました。また、アドバイスを聴くときは、できる限り優しい顔つきで聴くよう努めていました、
もちろん、優秀な人材を沢山登用し、仕事を任せもしました。また、自身は倹約に努めました。

凄すぎる笑。まさしく理想のリーダーですね✨

4、理想の君主その③= 臣下になめられず、しっかりコントロールする

最後に、理想の君主その③は、「臣下になめられず、しっかりコントロールする」ことです。

これはその②と関わりが深いですね💡
というか、「なめられる」って笑

部下に舐められないことは大切ですよ!舐められると、部下が好き勝手やったり、君主の言うこと聴かなくなりますからね。政治がうまくいかなくなる原因になります。

これは、どんな組織のリーダーにとっても大切です。リーダーはリーダーらしく名実共にトップだからこそ、組織は健全に機能します💡

あー少し分かるかも…中学校の時の先生が、やんちゃな生徒にしっかり注意しなかったから、エスカレートしてまともに授業が出来ていなかった時があります💡

それは、明らかに先生というリーダーが、生徒に舐められていますね笑。

じゃあ、どうすれば部下に舐められないんですか?

色々な方法があるとは思いますが、やはり「自身が優秀であること」「好き勝手やっている部下は厳しく罰するor解雇する」ことが大切だと思います💡

リーダー自身が優秀ならば、それだけで部下は気が引き締まりますし、罰則や解雇もありえると思わせていれば、軽々しい行動をしようとは思わないはずです。

逆にそういうのができていないと、魯の哀公みたいになっちゃうんですね💦

よく覚えていますね💡おっしゃる通りです。哀公は、国のトップでありながら、部下の季氏をうまくコントロールできず、国外追放されています💦8限目:二重否定と反語・中国の政界で述べた通りです。

以上、漢文における「理想の君主(リーダー)」について、3つの特徴を紹介しましたがいかがでしょう?

どれも納得がいくものでしたし、現代にも活かせそうな感じです✨

このような漢文の常識を知っていると、読みやすくなる漢文は増えます。そういう意味でも是非抑えておきましょう。お疲れ様でした!

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