このページは、恋愛にまつわる四字熟語を6つ紹介します。
あなたが共感できるような素敵な言葉が見つかるかも?✨
もくじ
1、一日千秋(いちじつせんしゅう) 好きな人と会えるのが待ち遠しい気持ち
【意味】
一日が沢山の時間に感じるほど待ち遠しいこと。
【解説】
・「千」=沢山。「秋」=時間(「あき」ではない)
・元々は「一日三秋」だったのものが変化した。「三秋」=秋の3ヶ月or秋が3回(3年)
・現代日本においては恋愛において用いることが多いが、「遠足を一日千秋の思いで待つ」のように、恋愛以外でも用いることもある。
【例文】
・遠距離恋愛中のAさんとBさんは、夏休みに会えるのを一日千秋の思いで待っている。
・一日千秋の思いで、ライブで推しで会えるのを待っている。
好きな人と会うまでの体感時間はとても長いのに、実際に会ってからは一瞬で過ぎてしまいませんか?
人間の時間感覚は不思議ですね💡
2、依依恋恋(いいれんれん) 好きすぎて離れたくないという気持ち
【意味】
好きすぎて一時でも離れたくないさま。
or好きすぎて未練がましく執着しているさま。
【解説】
・「依々恋々」のように表すこともある。
・「依依」=離れたくないさま。「恋恋」=恋の気持ちがとても強いこと。
・出典は『楚辞』。
【例文】
・デートしていたカップルは、明日が学校だったので、依依恋恋としながらも別れて互いの家に帰った。
・元カノに依依恋恋としているAさんは、2人の思い出の写真画像を消すことで未練を断とうとした。
好きな人とバイバイするのは名残惜しいものですね💦
私も依依恋恋としてしまうことがあります。
3、昼想夜夢(ちゅうそうやむ) 夢の中でさえ好きな人のことを考えてしまう気持ち
【意味】
昼に想っていることを寝ているときにも想うほど、夢中になっていること。
【解説】
・「昼想う、夜夢む」と書き下す。出典は『列子』。
・本来は恋愛は関係なく、現実から解き放たれ、自由に想像を膨らますさまを表す。
・現代日本では恋愛or好きな人に夢中というニュアンスで用いられることがある。
【例文】
・AさんはBさんのことが好きすぎるあまり、昼想夜夢になっている。
・Aさんは最近、昼想夜夢で勉強が手に付かない。
昼想夜夢は、片思いの時or初恋の時になりがちな気がします💡
また、似た意味の四字熟語として、寤寐思服(ごびしふく)が挙げられます。興味があれば調べてみて下さい!
4、愛屋及烏(あいおくきゅうう) 好きな人に関わるもの全てが愛おしく思う気持ち
【意味】
好きな人に関わるものが全て愛おしく思ってしまうこと。
【解説】
・人を好きになってしまうと、その人が住む家の屋根にとまるカラス(=烏)まで好きになってしまうことから。
・出典は『説苑』。「屋を愛して烏に及ぶ」と書き下す。
【例文】
・ブサイクに映っている彼女の写真ですらかわいいと思うAさんの愛情は、愛屋及烏の域に達している。
・Aさんは愛屋及烏のあまり、推しのスキャンダルが報道されてからも推し活を続けている。
愛屋及烏は、ことわざの「あばたもえくぼ」と似ています。
恋が盲目であることがよく分かる言葉ですね!
そしてその盲目は、皮肉なことに冷めてはじめて分かるものです…💦
5、盈盈一水(えいえいいっすい) 愛する人と会えない辛い気持ち
【意味】
好きな人同士が会えない苦しみや辛さを言うたとえ。
【解説】
・「盈盈」=水が満ちあふれているさま。「一水」=一筋の川(=天の川)。
・元ネタは織り姫と彦星。2人は愛し合っているが、間に天の川が流れており、会うことができないことから。
【例文】
・AさんとBさんは、遠距離恋愛という盈盈一水を乗り越え、無事結婚した。
・CさんとDさんは、大学進学を機に離れ離れになり、盈盈一水になってしまった。
現代では無料に電話やテレビ電話ができるため、昔ほど盈盈一水で苦しむカップルはいないかもしれません。
しかし、やはり実際に会うのが1番嬉しいというのは、今も昔も変わらないと思います。
6、団雪之扇(だんせつのおうぎ) 愛されなくなった女性のたとえ
【意味】
男性からの愛情を失ってしまった女性のたとえ。
【解説】
・「団雪」=円い雪のような色とデザイン。「扇」=夏に涼むためにあおぐ道具。
・班婕妤 (はんしょうよ)「怨歌行」が出典。
・「怨歌行」の中で、皇帝からの愛情を失ってしまった自身を「秋に不要となってしまった扇」にたとえていることが元ネタ。
【例文】
・Aさんは彼氏に飽きられフラれてしまい、まさしく団雪之扇となってしまった。
・夫と結婚して7年経つBさんは、夫から「女として見れなくなった」と言われ、自分が団雪之扇となってしまったことに気付いた。
団雪之扇になってしまう理由としては、男性・女性どちらも考えられます。女性の側だと、以下のようなものが挙げられます💡
「グチが多い」
「束縛が多い」
「相手に求めてばかりで自分は相手に何もしない」etc…