家が貧乏で辛い方へ贈りたい中国の偉人エピソード 読めば貧困から脱出するきっかけが掴めるかも? | ハナシマ先生の教えて!漢文。

家が貧乏で辛い方へ贈りたい中国の偉人エピソード 読めば貧困から脱出するきっかけが掴めるかも?

みなさんの家はどれくらいお金持ちですか?このページをご覧になっている方は、貧乏で辛い思いやみじめな思いをされているのかもしれません。

「貧すれば鈍する」という言葉があるように、貧乏だと何も考えたくなくなりますよね💦
しかし歴史上、貧乏や生まれの低い中、偉大な業績を残した人はいます。このページでは、中国で貧乏ながらも大成した人物を4人取り上げます!

1、呂蒙(りょもう) 貧乏から度胸と根性で成り上がった将軍

この呂蒙という人は、いわゆる三国志の時代に生きた将軍・軍師です。軍を率いて戦うこともできますし、優れた作戦を立てることもできた非常に優秀な人物です。

文武両道って感じでカッコいいです✨

そうですね💡
しかし、彼の生まれはとても貧困であり、ろくな教育を受けることもできず、(恐らく)20代半ばまで読み書きすらろくにできませんでした。

20代半ばまで!?現代で考えると中々ないのでびっくりします💦

昔は教育制度が整っておらず、大半は読み書きできなかったので、全く珍しいことではないですが、名前が残っている人で読み書きができない人はレアですね✨
ちなみに、劉備(りゅうび)や諸葛孔明(しょかつこうめい)、曹操(そうそう)など、三国志で有名な武将や軍師は、ほぼ全員それなり以上の家出身で、教育ぐらいは問題無く受けられています。いかに呂蒙が特殊な存在なのかが分かります。

今でも大企業に勤めている人の家ってだいたい立派ですもんね💦世知辛い…

今も昔も、家の生まれによってある程度は人生が決まってしまう部分はあるのかもしれません…

じゃあ呂蒙さんは貧乏なのにどうやって成功できたんですか?

まず彼は15歳のころ、親族が従軍していたにこっそりついていき、母親に激怒されますが、「貧乏から脱出したいのなら、危険を犯してでも功績を立てなければなりません!」と反論します。その後も様々な戦いに参加し、功績をあげていきます✨

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ってやつですね💡

マオさんよくご存じですね✨その通りです。

さらにその後、それなりの地位を築いた後に、仕えている殿さまから、「腕っぷしばかりじゃなくて、もっと勉強してみたら?」と勧められ、勉強をはじめます。

既に得意分野で活躍しているのにすごい向上心✨私なら断ると思います笑

はじめは呂蒙も断ったみたいですけどね笑。結局、学者顔負けの学識を身につけ、同僚をびっくりさせています。相当努力したのだと思います。
その際、同僚から「呉下の阿蒙に非ず(昔、呉にいた呂蒙ちゃんとは別人ですね)」とやや皮肉交じりで褒められた際、呂蒙は「士別れて三日すれば、即ち更に刮目して相待すべし(努力をしている人間は、別れて少し経っただけで見違える程成長しているから、しっかりと改めて見定めないといけません。)」と答えたことは有名です。

士別れて三日すれば、即ち更に刮目して相待すべし」ってカッコいい✨
私も努力して成長できた時に使ってみたいです💡

このように呂蒙は貧乏で無学だったものの、度胸と根性で克服し、成功を掴み取った人物でした。見習いたいものです✨

呂蒙さんの話を聴いていると、貧乏でも成功できるんだと励みになります!

2、車胤(しゃいん)と孫康(そんこう) 貧乏を言い訳にせず工夫して努力して立派に出世した2人

次に紹介したいのは、車胤・孫康という人です。彼らは呂蒙さんより少し後の晋の時代の人物です。
車胤は灯りをつける油が買えなかったので、夜に蛍の光を集めて勉学に励みました。
孫康は冬の夜に窓から入る雪明かりで勉学に励みました。その甲斐あって、共に出世しました。

蛍の光と雪の明かりで夜に勉強するって凄い…💦

昔は電気がなかったので、夜に灯りを確保するのも一苦労でした。
普通だと、貧乏だと夜に勉強などできませんが、彼らは工夫して夜にも勉学に励みました✨

私だったら貧乏を言い訳にして勉強しなさそうなので、尊敬します!

ハングリー精神がすごいですよね💡
現代も貧富の差は激しいですが、昔と比べると明らかに工夫次第で貧乏でも成功できる余地は広いと思います。相当な貧困者でも、電気やスマホくらいは使えますし、最低限の教育は受けられますし。

「お金がなくて塾に行けないから勉強できない」などを言い訳せず、私も車胤さんと孫康さんを見習って、自分なりに工夫しながら勉強したいと思います✨

3、朱元璋(しゅげんしょう) 貧困と飢饉に負けず皇帝になった人物

最後に紹介したいのは朱元璋(しゅげんしょう)です。彼は元の時代の終わり頃に生まれましたが、家が非常に貧しく、子どもの頃通っていた塾を貧乏が原因で辞めてしまいます💦

朱元璋さんかわいそう…💦

その後も朱元璋の受難を続きます。朱元璋は召使いとして奉公に出て、幼くして働きにでますが、17歳の頃、干ばつと飢饉で両親とお兄さんを亡くしています。

家族を亡くすのは辛いですね…

その後、お寺にお世話になりますが、お寺でも食料がなく、食料を求めて中国各地を放浪します。3年後に戻りますが、今度はお寺が反乱の疑いをかけ焼き討ちされてしまいます。

いやいや辛すぎる…💦朱元璋さんにとってそのお寺は実家同然だったでしょうに…
救いはないんですか?

ここから朱元璋の成り上がりストーリーがはじまります。その後、紅巾軍の郭子興という人に気に入られ、頭角を現し、最終的には明(みん)を建国します!

とんでもない逆境から皇帝になったんですね✨凄いとしか言い様がないです!

朱元璋の人生を見ていると、多少貧乏くらいで愚痴ったり弱音吐くのが恥ずかしくなりますね💦
我々はなんだかんだ餓死することはほぼないですし。

私たちって、なんだかんだ恵まれているのかもしれませんね💡
先人に感謝して、恵まれた現在を当たり前と思わず、頑張っていきたいです✨

4、おわりに 貧困から脱出するには?

以上、中国で貧乏から成り上がった偉人を4人紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

4人ともめっちゃ面白い人生でした!
逆境から成功するためには、度胸や根性、工夫、忍耐などが必要だということが学べました

私は彼らの人生を見ていると、貧乏だからこそ度胸や根性、工夫、忍耐といった能力が身に付いたのかなと思います。どれも、普通に恵まれている人には得がたいのかもしれません。
そう考えると、貧乏もそこまで悪いものではありませんね。貧乏が、かけがえのない才能を発揮するきっかけになると良いですね✨

貧乏もプラスになるかもしれないって考えると、とても生きやすくなりますね✨
お疲れ様でした!

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