映画「レッドクリフ」を100倍楽しむ解説(登場人物・相関図・あらすじ)とクイズ 視覚的に漢文の世界を学ぼう!

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1、レッドクリフとはどんな映画?

・「レッドクリフ」とは直訳すると「赤壁(せきへき・地名)」の意味で、実際の歴史で起こった「赤壁の戦い」(208年)をモデルとしている。(パート1・2に分かれている。)

・赤壁の戦いとは、後漢末期(184年~)、政治的な乱れが極まり、群雄割拠の時代となった際に起こった戦争を指す。いわゆる三国志の時代に起こった戦いで、中国北部を統一した曹操(そうそう)が南下し、赤壁という地で孫権(そんけん)・劉備(りゅうび)の連合軍とぶつかった。

・作品としては、パート1では長坂(ちょうはん)の戦いから赤壁の戦いの前哨戦までを描き、パート2では赤壁の戦いを描く。内容は三国志を知らない人でも理解しやすいよう、うまく再構成や脚色がされている。

・また一方、当時の文化・習慣を忠実に再現している部分も多く、その点で漢文学習の教材として非常に優れている。

2、主要な登場人物を紹介

劉備軍の主要メンバー

諸葛孔明(しょかつこうめい)
→劉備に仕えている軍師。本作の主人公その1。
→非常に冷静で賢い。弁論(煽り)スキルが高い。
→白い服と羽扇(うせん)がトレードマーク。
→日本人の金城武が演じる。

劉備(りゅうび)
→孔明や関羽(かんう)・張飛(ちょうひ)・趙雲(ちょううん)を従える君主。
→非常に優しく人望が厚いが戦にはよく負ける。庶民派。

関羽(かんう)
→劉備の部下で義兄弟。武勇に優れ、学もある。
→長いお髭がトレードマーク。
→後に神様として祭られる。
(現代中国ではもちろん、日本でも神戸・横浜に関帝廟が存在し、商売にご利益がある神様として祭られている。)

張飛(ちょうひ)
→劉備の部下。関羽と同様に劉備と義兄弟で、武勇に優れる。
→トラ髭がトレードマークで声が大きい。お笑い担当。

趙雲(ちょううん)
→劉備の部下。武勇に優れる。白馬と槍がトレードマーク。
→劉備の息子を命がけで助ける。戦闘中、周瑜に庇われる。

孫権軍の主要メンバー

周瑜(しゅうゆ)
→非常に優れた軍師。本作の主人公その2。
→戦争の才能だけでなく、音楽の才能にも優れる。
→妻が絶世の美女(小喬)で愛妻家。
→孫権軍の中で重要なポジションを担う。孫権の義理の兄。

小喬(しょうきょう)
→周瑜の妻。本作のヒロイン枠。慈愛に溢れる美女。
→美女ハンターである曹操に狙われる。

孫権(そんけん)
→呉(ご)という勢力を束ねる君主。
→先代(兄)から勢力を受け継いで実績が少ないため、トップでありながら決定権がなく、そのことを悩んでいる。

甘興(かんこう)
→孫権軍の将軍。元海賊で荒れ暮れ者。武勇に優れる。
→日本人の中村獅童が演じる。

魯粛(ろしゅく)
→孫権軍の文官。孔明とは友人。
→実家が金持ちで、かつて周瑜らに食料を援助したことも。

尚香(しょうこう)
→孫権の妹。男勝りで、当時の女性観(=女は男に従って刺繍や家事をしながら家を守るべし。女性は政略結婚を受け入れるべし。)に抵抗感を持つ。
→パート1では戦争のおとりとして、パート2ではスパイとして大活躍する。

曹操軍の主要メンバー

曹操(そうそう)
本作の敵役。傲慢で欲深い所はあるが、軍事のみならず、政治・文学にも優れた君主。
→強大な勢力・兵力を誇る。ドヤ顔がすごい。
→人材マニアで、劉備軍の関羽や趙雲など、優秀な人材を欲しがる。
→また無類の女好きでもあり、小喬を奪おうとしている。

蔡瑁(さいぼう)・張允(ちょういん)
→曹操が劉備を攻めたタイミングで曹操に降伏した武将たち。水軍の扱いに優れる。周瑜らとは以前から争っており因縁がある。

麗姫(れいき)
→曹操のお気に入りの女性。ただし、曹操からは小喬の代わりとして扱われており、可愛そうな立場。

孫叔材(そんしゅくざい)
→パート2から登場。蹴鞠がうまかったことから出世する。尚香と友情がうまれる。

3、レッドクリフのあらすじを紹介

パート1

 時の権力者である曹操は、圧倒的な戦力で劉備軍を攻撃。劉備軍は天才軍師である孔明の作戦と、関羽・張飛・趙雲ら猛将の奮戦で健闘するも、逃げるので精一杯であった。劉備軍は曹操へ対抗するために同盟相手を求め、孔明を孫権のもとへ遣わせる。孫権は同盟を認めるのか?強大な曹操にどう立ち向かうのか?信念と作謀が渦巻く赤壁の戦いに至るまでの経緯を、生き生きと描く。

→パート2へ…

パート2

 劉備と孫権の連合軍は、曹操との読み合いを制し、前哨戦に勝利するも、曹操軍はなお強大な戦力を有していた。曹操は持ち前の知謀を活かし、連合軍の分裂・弱体化を図る。一方連合軍も負けじと、天才軍師の孔明・知勇に優れる周瑜・じゃじゃ馬娘で勇気溢れる尚香らの活躍や、絶世の美女小喬の機転により、強大な曹操軍に立ち向かっていく…連合軍はどのような知恵とアイデアで強敵へ立ち向かうのか?赤壁の戦いをめぐる作謀と信念、友情を生き生きと描く。

4、登場人物の相関図について解説!

パート1

パート2

5、レッドクリフ(パート1)の解説・クイズ

冒頭のシーン(チャプター2 5:00~)

Q1:(そう)(そう)(=ドヤ顔が凄いおじさん)が腰に身につけている(はい)(ぎょく)の意味として、最も適当ではないものを一つ選びましょう。

A:男性の象徴  B:富の象徴
C:権力の象徴  D:魔除けの効果

答え:A
・女性も佩玉を用いており、特に男性を象徴している訳ではない。

Q2:(けん)(てい)(を含めた歴代皇帝)は、必ず北を背にして南側を向いていますが、これはなぜでしょう?最も適当なものを選びましょう。

A:北は地図上では上になることが多く、上=支配者を表すから。
B:天の中心が北極星であり、これに対応する人間界の中心が天子=皇帝であるから。
C:北からの脅威(=異民族)から目を背けるため。
D:「北」は「敗北」の「北(=逃げる)」に通じ、縁起が悪かったから。

答え:B
・中国における天空の世界は、地上と密接な関わりがあると強く信じられていた。

Q3:献帝から見て左側=東側の青色の服を着た臣下は恐らく文官で、右側=西側の赤色の服を着た臣下は恐らく武官ですが、中国では右と左、どちらが尊ばれていたでしょうか?

A:右  B:左

答え:B
・中国では基本的に文官(左側)>武官(右側)であり、日本でも右大臣より左大臣のほうが偉い。

劉備一味が逃げるシーン(チャプター3 10:00~)

Q4:孔明について、次の選択肢の中で正しいものを選びましょう。

A:元々粗暴であったが、改心して学問を修めた。
B:身長が比較的低かったとされる。
C:父親は政治家ではなく、農民であったとされる。
D:劉備に仕官する前までは、晴耕雨読の生活を送っていた。

答え:D
・Aは呂蒙(りょもう)のエピソード。Bは曹操のエピソード。
・Cは闞沢(かんたく)のエピソード。(当時の有名な武将は、大部分がそれなりに良い所の出身であり、農民から出世することは非常に難しかった。)

Q5:登場人物の髪はいずれも長く、お団子ヘアに頭巾を被っています。このように、当時の男性は髪を切る必要がありませんでしたが、その理由として最も適当なものを一つ選びましょう。

A:髪が長いほうがオシャレだと考えられていたから。
B:髪を切るのは、死者のみが行うという習慣があったから。
C:親からもらったものは髪の毛でも大切にすべきと考えられていたから。
D:髪を切ることは、運気を下げることだと信じられていたから。

答え:C
・儒教の教えにそのような教えが存在している。
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Q6:(かん)()(=お髭がチャームポイントのおじさん)について、彼は後世、特に何のご利益のある神様として祭られているでしょう?

A:健康長寿 B:商売繁盛
C:学問向上 D:縁結び(恋愛運)

答え:B
・昔、関羽は塩の密売人をしていたという伝承or塩商人の護衛をしたという伝承が存在し、そこから商売の神様として祭られるようになったという説が存在する。

Q7:曹操は関羽を含め、優秀な人材大好きおじさんですが、曹操の人材エピソードとして正しいものを一つ選びましょう。

A:三顧の礼を尽くしてとある人材を迎えた。
B:自分のことを裏切った相手は、基本的に許さなかった。
C:かつて自分のことを煽り散らかした人材を配下とした。
D:いくら才能があっても、人格に難がある場合は採用しなかった。

答え:C
・陳琳(ちんりん)はかつて袁紹配下であった時に、曹操を罵倒する文章を書いた。袁紹を滅ぼした後、曹操は陳琳を登用している。
・Aは劉備のエピソード。
・Bについて、曹操は陳宮(ちんきゅう)や賈詡(かく)を許している。
・Dについて、郭嘉(かくか)は女ぐせが悪かったが曹操は重用した。

孔明が呉を説得するシーン(チャプター4 34:17~)

Q8:孔明の他人の呼び方について、以下の中に一つだけ当時の価値観や関係性からするとおかしいものがあります。以下から選びましょう。
(ヒント:現代日本で下の名前で呼ぶ距離感ってどんな距離感?)

A:曹操=「曹操」  B:孫権=「呉侯」
C:劉備=「殿or劉備様(呉との交渉場)」 D:周瑜=「周瑜大都督」

答え:D
・当時、相手の下の名前(ファーストネーム)を呼ぶのは失礼。下の名前を呼んで良いのは、上司や親など、上の立場の者か、敵対する場合のみ。孔明が同盟関係を求めている勢力の周瑜を周「瑜」大都督と呼ぶのは失礼。
(吹き替えや字幕でこのように呼んでいるのは、当時の文化としてはおかしい。恐らくミスか。)
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周瑜のもとへ向かう→周瑜邸の出産→音楽で語り合うあたりのシーン(チャプター5 41:11~)

Q9:周瑜(=渋いイケメン。今作の主人公その2)に関する情報として、正しいものを一つ選びましょう。

A:元々身分が低い所から成り上がった。
B:浮気性で美女に目がなかった。
C:長寿で80歳まで生きた。
D:前代の君主と義兄弟であり、重要な地位に就いていた。

答え:D
・前代の君主=孫策とは義兄弟であり、また二人で絶世の姉妹(大喬・小喬)と結婚した。
・Aについて、周瑜は元々非常に良いところの生まれ。
・Cについて、36歳で亡くなっている。

豆知識:周瑜が牛泥棒を許すシーンについて
・あのシーンは、中国の伝統的な道徳>法律という価値観を見出すことができる。中国では伝統的に、「道徳のためであるならば法律は破っても良い」という価値観が強い。
・孔子も「之を道くに政を以し、之を斉うるに刑を以てすれば、民免れて恥ずること無し。」と述べている。

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Q10:小喬は美人ですが、当時の美人の基準として正しくないものを選びましょう。

A:眉について、目元と目尻の部分は細く、途中が太い柳のような眉が美しいとされた。
B:体形について、スレンダーな体形が美しいとされた。
C:口について、大きな口を閉じて微笑む様子が美しいとされた。
D:目について、大きいことが美しいとされていた。

答え:C
・当時は、控えめな女性が好まれたため、恐らくここから口も小さいほうが好まれた。
・ただし、体形については、スレンダーだけでなく、豊満な体形も好まれることがあった。

Q11:当時の馬はとても大切にされていて、その反映からか、馬にまつわることわざが多く存在します。以下の中で一つだけ才能に関係の無いものが存在します。選びましょう。

A:千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず。
B:人間万事塞翁が馬。
C:老馬の智、用いるべきなり。
D:死馬すら且つ之を買う。況んや生ける者をや。

答え:B
・Aは「優れた人材(=千里の馬)はどこにでもいるが、どの馬が優れているかを見分けて育てられる人材(=伯楽)は酢少ない」という意味。
・Bは「何が幸運で何が不幸かは、時間が経たないと分からない」という意味。詳しくはこち
・Cは「老人は経験豊富な知恵を持っているため用いるべき」という意味。
・Dは「優れた人材(=生ける馬)を得たいなら、まずはそこそこの才能を持つ者(=死馬)を厚遇すべし」という意味。

Q12:音楽に関する古代中国の価値観ついて 正しくないものを一つ選びましょう。

A:知識人の必須教養で、たしなむべきものであった。
B:文学と密接な関わりがあり、元々詩は音楽に合わせて歌うものであった。
C:進軍の合図や士気向上など、戦争で用いられた。
D:音楽家は社会的地位が高く、しばしば歴史に名前を刻まれた。

答え:D
・中国において音楽は尊ばれたが、儒教ありきで評価される程度で、音楽単体で評価されることはなく、儒者で音楽を得意とした者を除き、歴史に名を残した音楽家はほとんど存在しない。

孫権が位牌の前で悩む+狩りのシーン(チャプター6 1:06:00~)

豆知識:位牌について
・位牌は、死んだ人の魂が返ってくる依り代の役割を果たし、中国の伝統的な死生観に基づいたものである。日本の仏教で位牌が存在しているのは、元々は儒教の影響。(原始仏教は、魂は輪廻転生するものだと考えられていたから、本来位牌は必要ない。)

Q13:馬も同じく、虎も中国において身近であり、多くのことわざがあります。以下の中で、一つだけ架空のエセことわざがあります。それを選びましょう。

A:虎穴に入らずんば虎子を得ず。
B:苛政は虎より猛なり。
C:虎も爪牙を失えば虎に非ず。
D:虎の為の翼を作ること勿かれ。

答え:C
・Aは「大きなリスクを負わなければ(=虎穴に入らずんば)大きなリターンは得られない(=虎子を得ず)」という意味。
・Bは「酷い政治は、虎よりひどい影響を与える」という意味。
・Cは「強者(=虎)が強者たる所以(=爪牙)を無くしてしまったら、それはもう強者ではない。」という意味。
・Dは、「強者(=虎)がさらに強くなるもの(=翼)を与えてはならない」という意味。

周瑜と小喬のベットシーン(チャプター7 1:19:00~)

豆知識:当時の性事情と「処女」
・当時の性事情について、儒教では伝統的に婚前交渉を禁止しており、現代中国でもその価値観が一部で根強く残っている。
・「処女」というのは、意味としては「処家女(家に処る女)」であり、本来的な意味は「(嫁がずに)家にまだいる女性」だが、婚前交渉が一般的ではなかったから、「嫁がない」=「性経験がない」の意味になって定着した。

豆知識:孫権が周瑜に剣を渡す意味
・当時の剣は武器というより、儀式のための道具として用いられることが多かった。

関羽が子どもに講義するシーン(チャプター7 1:21:27~)

豆知識:関羽が教えている内容
・『詩経(しきょう)』の關雎(かんしょ)という作品。
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Q14:当時の学習・就職に関して、正しいものを以下から選びましょう。

A:成績や就職先は、主に試験の結果で決定された。
B:当時の大多数の民衆は、文字の読み書きができた。
C:学ぶ内容は儒教はあまり尊重されず、様々な内容を学んでいた。
D:就職は学閥やコネによって決定されることが多かった。

答え:A
・試験の結果で就職先が決まるのは、隋唐以降、科挙が整備されてから。

Q15:「文」の国である中国には、「地道にコツコツ学ぶべし」という主旨のことわざ・四字熟語が沢山存在します。以下の中でその意味を持たないものを一つ選びましょう。

A:磨穿鉄硯(ませんてっけん) B:蛍雪之功(けいせつのこう)
C:琴瑟相和(きんしつそうわ) D:愚公移山(ぐさんいこう)

答え:C
・Aは「鉄の硯が削れて穴が空くほど努力する」という意味。
・Bは「蛍の光と雪明かりで勉強するほど、苦労して勉学に励む」という意味。
・Cは「琴と瑟の音色が調和するように、夫婦が仲睦まじいこと」という意味。
・Dは「昔、愚公がコツコツ砂を移動させ、最終的に山を移動させたように、何事も根気よく努力を続ければ、最後には成功する」という意味。
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尚香と孔明・周瑜・魯粛のやりとりのシーン(チャプター7 1:25:40~)

Q16:(孫)尚香について、魯粛がバカにしているように、当時は「馬に乗る」「戦争に参加する」ということは女性が行うべきではないという常識がありました。一方で、戦争に参加した女性も現実に存在しています。以下の中で女性武将でない人の説明であるものを選びましょう。
(ヒント:女性武将が活躍する場合にはとある共通点があります。)

A:秦良玉(しんりょうぎょく)。明末の人で、兄弟と共に将軍として後金と戦う。
B:李秀(りしゅう)。五胡十六国時代の人で、弁舌・武術・兵法に優れ、十五歳の頃から軍隊を指揮する。
C:衛青(えいせい)。前漢時代の人。匈奴討伐に功績を残す。
D:韓娥(かんが)。元末の人で、紅巾の乱に参加して活躍する。

答え:C
・ABDはいずれも王朝の末期など、戦乱の世である。女性の武将が活躍するのは、基本的に戦乱の世である。
・なお、三国志の時代にも王異(おうい)という女性が戦争に参加している。

曹操のもとへ孫権からの使者が向かうシーン(チャプター7 1:28:00~)

豆知識:当時の文書事情について
・孫権からの手紙は、「紙+白」というもの。当時の紙はまだまだ生産技術が未熟で、貴重なものであったため、紙の時点で孫権は曹操に敬意を示している。一方で白紙は「お前と対話する気はない」という煽りの意味があるため、白紙の文書は、高度な煽りとなっている

・ちなみに、曹操が孫権に送った文書は竹簡であったため、曹操は孫権をぞんざいに扱っていることが分かる。

最後の戦いのシーン(チャプター8 1:38:00~)

豆知識:八卦(はっけ)の陣

・伝説上の陣形であり、「八卦」とは、儒教のテキスト『易経』の重要概念。作中の陣形は、下の「八卦の図」の形を元にしている。

豆知識:周瑜が戦うシーン

・総司令官が前線で戦うケースや、一武将を庇うことは稀。なぜなら、総司令官が死んだ時点でこの戦争は敗北となってしまうから。映画上の演出による部分が強いか。

祝勝会のシーン(チャプター10 2:05:39~)

豆知識:尚香と劉備の結婚フラグについて
・作中では描かれないが、小説版(『三国志演義』)ではその後二人は結婚する。

Q17:中国における酒にまつわる情報として、最も適当なものを一つ選びましょう。

A:宴会で乾杯する際は、基本的に無礼講で、マナーは軽視されていた。
B:曹操は酒癖が悪く、酔っ払うと部下をしばしば罵倒した。
C:楊貴妃は普段は絶世の美人であったが、酔った姿は非常に醜かった。
D:酒は、神とのコミュニケーションにおいて重要であり、神を祭る儀式に用いられた。

答え:D
・Aについて、「上位の盃が上で下位の盃が下」のように、宴会におけるマナーは存在していた。
・Bについて、酒癖が悪かったのは孫権。
・Cについて、楊貴妃は因った姿も美しかった。

蹴鞠のシーン(チャプター11 2:18:25~)

Q18:蹴鞠に関する情報として、最も適当ではないものを選びましょう。

A:現代の中国でも娯楽として行われている。
B:蹴鞠は元々、軍事教練の一種として行われていた。
C:現代日本でも文化として保存・継承されている。
D:サッカーの起源は蹴鞠という説がある。

答え:A
・現代中国では廃れている一方、現代日本では保存・継承されている。

6、『三国志』の発展過程と孔明・周瑜の描かれ方(補足)

『三国志』の発展過程

①『三国志』(歴史書)
→②『三国志演義』(小説・フィクション多め)
→③レッドクリフ(など様々な作品。さらにフィクション多め)

孔明の描かれ方

①→有能な政治家。軍事家としてはそこまで評価されていない。
  赤壁の戦いでは、呉との同盟を取り仕切っただけ。

②→戦争の天才。妖術使い。煽りスキル◎。小説全体の主人公として描かれる。
  赤壁の戦いでは主役。周瑜を出し抜き、手紙で煽り殺す。

③→戦争の天才。周瑜とは戦友。赤壁の戦いでは、周瑜と共に主役。

周瑜の描かれ方

①軍事・外交でのトップ。イケメンで音楽ができて美人の妻を持つ。
 赤壁の戦いで大活躍。

②優秀だが、孔明には及ばないと思っていて、ことあるごとに殺そうとする。しかし、孔明に出し抜かれ続ける。
「なぜ天はこの周瑜を生みながら、諸葛亮を生んだのか!」と嘆いて憤死する。(孔明による被害の会会長)

③孔明とは戦友。赤壁の戦いでは、孔明と共に主役。

以上、レッドクリフについて解説してきましたが、いかがでしたか?ご覧になったことがない方は、是非UNEXTやDVD・ブルーレイでチェックしてみて下さい。このページの情報をしっていると、きっと何倍も楽しめると思います!

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