漢文読解に役立つマンガ6選 楽しく漢文を読めるようになろう!

ポイント

  • マンガは漢文読解に有効で、楽しみながら得点力アップになる。背景知識が分かれば、漢文の話のオチが予想できたり、うまく補足できたりできることがある。
  • 『梨花(りか)の下で 李白・杜甫物語』は、杜甫と李白の人生を描いたマンガ。これを読めば、「中国における詩が重要視された理由」「李白と杜甫の人生と性格」が分かり、漢詩が読みやすくなる!漢詩が苦手な人にオススメ!
  • 『史記』とは、古代中国の有名な人(君主・政治家・将軍など)の生き様を、オムニバス形式で紹介するマンガ。これを読めば故事成語や中国政界について学ぶことができ、漢文読解にも役立つ。
  • 『孔明のヨメ。』は、黄月英(こうげつえい)という女性と、諸葛孔明(しょかつこうめい)の仲睦まじい新婚生活を描いた作品。このマンガを読むと、当時の女性観・夫婦観・生活観などを知ることができる。
  • 『千年狐』は、1000年以上生きる狐の妖怪が、他の妖怪や人間と交わっていく様を、時にコミカルに、時にシリアスに描くマンガ。このマンガを読むと、志怪小説というジャンルに慣れることができる。
    志怪(怪異を志(しる)す)小説は、漢文の1ジャンルを形成しており、割と受験にも登場する。)
  • 『マンガで分かることわざ・故事成語』は、有名な故事成語を易しくギャグ風に解説したマンガ。故事成語は漢文文化のキーワードである比喩表現と密接な関わりを持っており、それに慣れるだけで漢文全般が読みやすくなる。
  • 『ふつつかな悪女ではございますが』は、後宮に住む主人公「黄玲琳(こうれいりん)」が呪われた結果、他の夫人と入れ替わってしまい、その入れ替わりライフを楽しんでいくマンガ。漢文ではよく登場する皇帝やその妻(=皇后)の言動が理解しやすくなる。

こんにちは!本日は、漢文読解に活用できるマンガを6つ紹介します。
うち4つは、既に詳しく紹介しているので、興味があるものはそちらをご覧下さい。

漢文とマンガ① 『梨花の下で 李白・杜甫物語』

漢文とマンガ② 『史記』

漢文とマンガ③ 『孔明のヨメ。』

漢文とマンガ④ 『千年狐』

1、『梨花(りか)の下で 李白・杜甫物語』

このマンガは、唐の時代に生きた李白と杜甫の生涯について描いたマンガです。李白・杜甫共に漢詩を手がけた代表的人物であり、試験にもしばしば登場します。彼らの人生や性格を知っていれば、彼らの詩も理解しすくなります。

またこのマンガは、冒頭で「中国における詩の意味とは?」ということについて解説してくれています。現代における詩(ポエム)は、あくまで趣味だと捉えられることが多いですが、漢文では「政治を行う上で重視すべき事柄」「道徳的な人物になるために学ばなければならない分野」であり、皆が重視して学びました

2、『史記』(しき)

『史記』とは、古代中国の有名な人(君主・政治家・将軍など)の生き様を、オムニバス形式で紹介する漫画です。 元々は司馬遷(しばせん)という歴史家が書いたものですが、それの一部を漫画化したものになります。

このマンガは、 故事成語の由来について、詳しく学ぶ事ができる点で活用できます。例えば、「屍に鞭打つ」「完璧」「臥薪嘗胆」「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」「背水の陣」「四面楚歌」 といった故事成語が、どのようにして生まれたのか、知ることができます。

また、中国政界の厳しさについて知ることができる点も有用です。漢文を書く人は、高確率で政治家であり、政治の世界で生きています。そして、そこでの常識が文章に登場していることは珍しくありません。従って、『史記』を読んで中国の政治の世界について詳しく知ることは、有用です。

3、『孔明のヨメ。』

『孔明のヨメ。』は、黄月英(こうげつえい)という女性と、諸葛孔明(しょかつこうめい)の仲睦まじい新婚生活を描いた作品です。

このマンガを読むと、当時の女性観・夫婦観・生活観などを知ることができます。当時の女性・夫婦・生活は、現代日本とは異なる部分が多いです。例えば生活面だと、食べるものや習慣、買い物などを知ることができます。

4、『千年狐』(せんねんきつね)

『千年狐』は、古代中国、1000年以上生きる狐の妖怪が、他の妖怪や人間と交わっていく様を、時にコミカルに、時にシリアスに描くマンガです。

このマンガでは、志怪小説(=不思議な内容を取り上げた話)を知ることができます。このジャンルは、受験でも割と登場することがあるので、マンガで慣れておくと、対応しやすくなります。オススメです!

5、『マンガで分かることわざ・故事成語』(上下)

『マンガで分かることわざ・故事成語』は、その名の通り、マンガの中で故事成語について解説しているものです。

「蛇足」「臥薪嘗胆」「朝三暮四」「五十歩百歩」など、現代でも用いている故事成語について、元となったエピソードを非常に易しくギャグ気味に解説してくれるので、楽しく故事成語を学ぶことができます。

単純に語彙力が高まるだけでなく、故事成語は漢文文化のキーワードである比喩表現と密接な関わりを持っており、慣れるだけで漢文全般が読みやすくなります。

6、『ふつつかな悪女ではございますが』

『ふつつかな悪女ではございますが』は、後宮に住む主人公「黄玲琳(こうれいりん)」が呪われた結果、他の夫人と入れ替わってしまい、その入れ替わりライフを楽しんでいく話です。

このマンガは特に、主人公に降りかかってくる困難をポジティブに乗り越えていく所ですね。入れ替わった人物は、容姿が醜く皆から嫌われており、待遇も粗末でした。しかし主人公は己を悲観せず、むしろ建康な身体が手に入ったことを喜び、農業を楽しんだり、召使いと絆を築いたりと、充実した日々を過ごします。

このマンガの役に立つ点は、中国における皇帝や後宮のイメージが付きやすいという点です。漢文ではよく皇帝やその妻(=皇后)が登場しますが、その際このマンガで皇帝や皇后のイメージを知っていれば、その人々の言動が理解しやすくなり、漢文のオチ理解にも繋がります。
(2022年8月時点で3巻発行済み)

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