感謝の気持ちを表す四字熟語を紹介(意味付き)! 5選 | ハナシマ先生の教えて!漢文。

感謝の気持ちを表す四字熟語を紹介(意味付き)! 5選

1、一言芳恩(いちごんほうおん)

【意味】
一言かけてもらった恩を忘れずに感謝すること。

【例文】
辛かった時に友だちが心配して声をかけてくれたのを、今でも一言報恩に感じている。

【解説】
・「一言」は、声を掛けてもらうこと。(具体的には、調子を聴くなど。)

・「芳恩」は、他者から受けた恩や親切のこと。

「一言」とは、他者からのサポートとしては比較的軽いものになりますが、そういった日々の細かな優しさを意識して感謝することは、生きる上で大切で、幸せになるための方法の1つだと思います✨

2、感恩報謝(かんおんほうしゃ)

【意味】
受けた恩を忘れずにありがたいと思い、最大限のお礼の気持ちでもって恩返しすること。

【例文】
両親は、私が野球の習い事をする際、両親は沢山のサポートをしてくれたので、今でも感恩報謝している。

【解説】
・「恩を感じて謝を報ず」と書き下す。「謝」は「最上級のお礼」の意味。

・「感謝」のもとの言葉。

1の「一言芳恩」よりも、恩義が強い時にピッタリの言葉です。両親を含めた家族、恩師、親友などに対して用いると良いですね✨

ちなみに、現在でもよく用いる「感謝」のもとの言葉とされています💡

3、慈烏反哺(じうはんぽ)

【意味】
子どもが両親の恩に報いて、親孝行を尽くすこと。

【例文】
今度の母の日には、プレゼントと一緒に感謝の気持ちを伝えて、慈烏反哺を尽くしたいと思っている。

【解説】
・「慈烏 哺を反す」と書き下す。
→「慈烏」=カラス、「哺」=口の中のエサ、「反哺」=(両親に)口の中のエサを返して恩返しする。

・昔の中国ではこのように認識されていたらしいが、実際にカラスにこのような習慣はないらしい…

「慈烏反哺」は、恩を受けた対象が両親限定で、両親に恩を返す時に用います。

カラスが親孝行することが元ネタですが、少なくとも現代日本にはカラス=親孝行というイメージはないですね💦

4、感激涕零(かんげきれいてい)

【意味】
感動するあまり涙を流すこと。

【例文】
・恋人からプロポーズされ、感激涕零した。

【解説】
・「涕」=涙、「零」=落ちる。

・極度の感謝を表すときに用いる。「感謝の言葉もない」と似ている。

この四字熟語は、あの諸葛亮(孔明)の「出師の表」が出典です。
日本ではあまり普及していませんが、良い言葉なのでここで紹介させていただきます✨

5、千恩万謝(せんおんばんしゃ)

【意味】
多くの恩に対し、それより多くの感謝で応えること。

【例文】
両親・兄弟・親友をはじめとして、これまで支えてくれた全ての人に千恩万謝したい。

【解説】
・「千の恩 万の謝」

・「千」も「万」も概数で、「非常に多いこと」の意味。

もらった恩よりもっと恩返ししようとする気持ち、大切だと思います✨

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