漢文における「見」の意味・読み方を解説(例文+識別方法も) | ハナシマ先生の教えて!漢文。

漢文における「見」の意味・読み方を解説(例文+識別方法も)

【意味】
~される(受身の助動詞)/読み方→る・らル
見る/読み方→みル
お目にかかる/読み方→まみユ
現れる/読み方→あらわルorあらわス

※「自分」のような名詞の用法は漢文ではないので注意!

特に①は重要な文法で頻出なので、抑えておきましょう!
他にも③④も地味に出てくるので、余裕があれば覚えましょう✨

【例文】
①愛人者必愛也。(人を愛する者は必ず愛せらるるなり。)『墨子』
→他者を愛する人間は、必ず愛されるものだ。

②悠然南山。(悠然として南山を見る。)陶淵明/飲酒
→ゆったりとした気持ちで南山を見る。

③孟子梁恵王。(孟子 梁の恵王に見(まみ)ゆ。)『孟子』
→孟子は梁の恵王にお目にかかった。

④彗星見于東方。(彗星 東方に見(あらわ)る。)『三国志』
→彗星が東方に出現した。

【「見」の識別方法】

「見」が受身かそうでないかを識別する方法は、後ろに動詞があるかどうかです。
動詞があれば①受身の意味であり、場所や人物などの名詞が来ていれば、②③④のどれかになります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です