このページでは、四字熟語の中でも良い意味なものを選んで紹介します!
是非日常で使ってみて下さい✨
もくじ
1、点滴穿石(てんてきせんせき)
【意味】
(少ない水滴でも落ち続ければ固い石にも穴をあけられることから)
わずかな力でも積み重なれば大きな成果が出せること。
【例文】
・Aさんは、点滴穿石の精神で毎日少しずつ筋トレし、10キロのダイエットを成功させた。
・歴史に名を残す偉人の多くは、点滴穿石の体現者である。
【解説】
・点滴穿石=滴(しずく)を点(そそ)ぎ石を穿(うが)つ。
・「点滴=地道に努力すること」「穿石=大きな成果を出す」のたとえ。
・類語として「雨垂れ石を穿つ」「愚公移山(ぐこういさん)」がある。
成功を収めたいのなら、結局は継続した努力が必要になると思います✨
2、切磋琢磨(せっさたくま)
【意味】
(骨や宝石を磨いて美しくするという意味から)
人間の内面を他者と共に磨いていくこと。
or互いに励ましあって鍛錬や修行をすること。
【例文】
・私はA君と切磋琢磨して受験勉強を行った。
・悟空とベジータ、ナルトとサスケのように、ジャンプ漫画で切磋琢磨はよく描かれる。
【解説】
・「切」=獣の骨や角などを切り刻む。「磋」=玉や角を磨く。「琢」=玉や石をのみで削って形を整える。「磨」は=石をすり磨く。意味となった。
・類義語に「競争する」「しのぎを削る」が挙げられる。
努力って地道で孤独で大変なので、一緒に目標に向かって歩める存在はありがたいですね✨
3、一期一会(いちごいちえ)
【意味】
人(や物事)との出会いは、一生で一回会えるかどうかの縁だということ。
【例文】
・日々の中で一期一会を大切にすれば、人生はより豊かになるだろう。
・一期一会の精神で人間関係を大切にしていたら、素敵な友人や恋人ができた。
【解説】
・「一期」=一生、「一会」=「一度きりの出会い」
・特に他者との付き合い方において、「その出会いは今日だけだから、大切にすべき」という意味でよく用いられる。
みなさんは、日々出くわす人や物事を大切にできていますか?
何となく受けている授業や、何となく行っている仕事やバイトで出会う人・物事に興味を持ち、大切にしてみると、人生は大きく充実するかも?
4、無病息災(むびょうそくさい)
【意味】
病気にかからず健康なこと。
【例文】
・正月のお参りで無病息災を願う人は多い。
・無病息災は、病気になってよりそのありがたさが分かるものだ。
【解説】
・「無病」=「病無し」、「息災」=「災(わざわ)い息(や)む」。
(ここでの「災」は、特に健康関係の災いを示す。)
無病息災は、健康な若い人にとってはあまり願わない内容かもしれませんが、年齢を重ねれば重ねるほど、そのありがたさが分かるかも?
5、前人未到(ぜんじんみとう)
【意味】
今までだれも足を踏み入れていないこと。
【例文】
・大谷翔平はメジャーリーグで前人未到の記録を残した。
・火星はまさに前人未到の地である。
【解説】
・以「前」の「人」が「未」だに「到」達していない
・類義語に「世界初の」「未開拓の」「空前絶後(非常に珍しいこと)」がある。
・「偉業(偉大な業績)」や「記録」とセットで用いられることが多い。
現代だと、特にスポーツなど競技関係で用いられることが多いです。
例で挙げた大谷翔平選手の他、大坂なおみ選手(テニス)、藤井聡太さん(将棋)などが挙げられます。
6、比翼連理(ひよくれんり)
【意味】
男女の間柄がたいへん強く結ばれ合っていること。
【例文】
・私の両親はいつも仲良く、比翼連理である。
・比翼連理な結婚生活に憧れながらも、実際にはうまくいかず別れる夫婦は多い。
【解説】
・類義語として「偕老同穴」「おしどり夫婦」が挙げられる。
・「比翼」=「オスとメスそれぞれの部位が片方ずつで一体である伝説の鳥」、「連理」=「2本の木の枝が結合していているもの」。「理」=「(木の)筋目」。
私も比翼連理な結婚生活に憧れます✨
7、虚心坦懐(きょしんたんかい)
【意味】
・物事に対し、偏見なく平等な心を持つこと。
【例文】
・みんなの意見を虚心坦懐に聴いて結論を出す。
【解説】
・「虚」=偏見がない。「坦」=平等。「懐」=持つ。
・類義語に「明鏡止水」「是々非々」「公明正大」が挙げられる。
虚心坦懐は理想ですが、仲の良い身内をひいきするのも人情として分かります💦
8、行雲流水(こううんりゅうすい)
【意味】
(空をゆく雲と川を流れる水のように)
執着することなく物に応じ、流れに従って自然に行動すること。
【例文】
・頑張ってテスト勉強したが良い店数を取れなかった。悔しい気持ちでいっぱいだが、行雲流水の気構えで、結果に縛られすぎないほうが良いのかもしれない。
【解説】
・「行雲」=「行(めぐ)る雲」、「流水」=「流(なが)るる水」。
・特に、物事を頑張っていてもうまくいかない時によく用いる。
・「自然体」と似ている。「頑固一徹」とは反対。
頑張り屋さんの方に特にオススメです✨
9、起死回生(きしかいせい)
【意味】
滅びかけているものや絶望的な状態のものを立ち直らせること。
【例文】
・このコロナのご時世、起死回生の一手を打たなければジリ貧となり、たいがいの店は潰れてしまうだろう。
・A選手による起死回生のシュートによって同点となった。
【解説】
・「起死」=「死にかけの人を起き上がらせる」、「回生」=「生きている状態へ戻す」
・類義語として、「一発逆転」が挙げられる。
響きといい字面といいかっこいいですよね✨
10、迅速果断(じんそくかだん)
【意味】
物事を思い切りよく速やかに決断し、行動すること。
【例文】
・A君が車に轢かれた時、B君は迅速果断に救急車を呼んだ。
・よく考えて行動しても失敗することはあるのだから、迅速果断に物事は決めた方が良いと思う。
【解説】
・「迅速」=とても速い。「果」=思い切った。「断」=判断。
・類義語として「即断即決」、対義語として「熟慮断行」が挙げられる。
社長など社会的に成功している人には、迅速果断な人が多いような気がします✨