ポイント
- 『千年狐』は、古代中国、1000年以上生きる狐の妖怪が、他の妖怪や人間と交わっていく様を、時にコミカルに、時にシリアスに描くマンガ。
- 『千年狐』を読むメリットとして、「志怪小説というジャンルに慣れることができる」というものがある。
- 志怪(怪異を志(しる)す)小説は、漢文の1ジャンルを形成しており、割と受験にも登場する。背景知識として抑えておくべし。
1、張六郎『千年狐』のあらすじ
こんにちは。本日は、『千年狐(せんねんきつね)』というマンガを紹介させて下さい。
マンガ紹介ももう第4弾ですね。けっこう漢文読解に役立つというか、中国・漢文に関係するマンガってあるんですね✨
もっと沢山ありますよ✨日本に生まれてよかったと思う要素の1つに、「豊かなマンガ・アニメ文化を楽しめる」があります笑
それで、『千年狐』はどんなマンガなんですか?
あらすじと基礎情報はこんな感じです💡
『千年狐』のあらすじ・基礎情報
古代中国、1000年以上生きる狐の妖怪が、他の妖怪や人間と交わっていく様を、時にコミカルに、時にシリアスに描く。
『搜神記(そうじんき)』という中国古典(漢文)が一応元ネタだが、大幅に改変している部分もある。
話は、半分ストーリー形式で半分はオムニバス形式。一応ストーリー性はありつつも、1話で完結している。
特に、『犬夜叉』『化物語』『夏目友人帳』など、妖怪や神様が出てくるマンガが好きな方は、興味を持って読んでもらえるか。
上のリンクから第1巻が購入可能です。また、以下のアドレスでは、一部を無料で見ることができます✨https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF01200324010000_68/
サイトで数話読んでみたけど、面白いです!1話完結だから読みやすいですし、私妖怪とか割と好きです✨
気に入ってもらえて嬉しいです💡
2、 メリット 志怪小説というジャンルに慣れることができる
漢文読解において『千年狐』を読むメリットとして、「志怪小説(しかいしょうせつ)というジャンルに慣れることができる」というものがあります。
「志怪小説」って何ですか?
「怪異を志(しる)す」というジャンルの小説であり、神様や妖怪、不思議な現象を題材とした内容ということです。
この怪異小説は、漢文の1ジャンルを形成しており、割と受験にも登場します。例えば、2012年度のセンター試験(本試験)や、山梨大学・上智大学などの試験にも出題されています。
受験に出るなら是非読まなきゃ!笑
志怪関係の漢文は、いくつかパターンがあるので、『千年狐』で慣れておくと、かなり読みやすくなると思います。
また、『千年狐』を含め、ここで紹介するマンガは、漢文読解に関係なく普通に楽しめるものなので、興味が湧けば是非ご覧になってみて下さい✨