漢文に役立つ漫画である横山光輝『史記』を紹介

横山光輝『史記』(漫画)を読んで故事成語と中国の伝統的な政治のあり方を学ぼう!

ポイント

  • 『史記』とは、古代中国の有名な人(君主・政治家・将軍など)の生き様を、オムニバス形式で紹介する漫画。
  • 『史記』を読めば故事成語や中国政界について学ぶことができ、漢文読解にも役立つ。

1、横山光輝の『史記』

こんにちは。本日は『史記』という漫画をご紹介します。

『史記』ってどんな漫画ですか?

『史記』とは、古代中国の有名な人(君主・政治家・将軍など)の生き様を、オムニバス形式で紹介する漫画です。

上のサイトで購入することができます。また、こちらのサイトで、少し試し読みができます。
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/108090/

試し読みしてみました!うーん…絵がちょっと古いですね笑

確かに、絵が受け付けない方は一定数いらっしゃるかもしれません。また、この作者あるあるですが、顔の書き分けがあまりできていない場合があります。

しかし、読めば漢文読解にかなり役立ちますよ!

2、メリットその1 故事成語を学べる

どんな点で役に立つんですか?

第1に、故事成語を学ぶことができます💡

故事成語って、熟語を勉強した時に学んだやつですよね?確か…「エピソードをもとに作られた言葉」で、漢字だけでは意味を推測できないものでしたっけ?

その通りです!しっかり覚えておいて偉いです。「矛盾」とか「逆鱗」とかですね。

横山光輝『史記』を読めば、多くの故事成語の由来について、詳しく知ることができます。具体的には、「屍に鞭打つ」「完璧」「臥薪嘗胆」「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」「背水の陣」「四面楚歌」といった故事成語が、どのようなエピソードがもとで作られたのか、漫画で分かりやすく理解できます💡

へぇ…ていうか、「完璧」って故事成語なんですか!?

そうですよ!「完璧」は、「璧を完(まっと)うす」と読みますが、元々は藺相如(りんしょうじょ)という人が、強国であった秦から国家の秘宝である璧(宝石の一種)を守り切ったことに由来します💡いつか詳しく紹介したいですね。

そして、受験で故事成語が問われることもあるので、知っておきましょう!

普段何気なく使ってる言葉でも、由来って意外と知らないんだなぁ…他の言葉の由来も知りたいので、漫画読んでみます!

3、メリットその2 中国政界の闇を知ることができる

『史記』を読む第2のメリットは、「中国政界の闇を知ることができる」です。

その通りです。漢文に登場する人は、だいたい政治上「偉い人」ですが、中国の政界は非常に厳しく、地位や命を守りきることは難しいです。実際、『史記』に取り上げられている人たちも、左遷されたり死刑にされたりしています。

痛いのはやだなぁ…

『史記』は、そこまで描き方が生々しくないので大丈夫ですよ!是非読んで、漢文に登場する人や書く人が、どのような世界に生きたのか、知って欲しいです。その知識は、必ず読解に役立ちます✨

漫画読んで漢文が読めるようになると思えば、お得な感じがするので、頑張って読んでみます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です